車の購入時の支払い方法には3つの支払い方法があります。
- 現金一括払い
- オートローン
- クレジットカード払い
車は非常に高額な買い物なので、クレジットカードを利用できないのでは?と思う方も多いかもしれません。
しかし、ディーラーが許可していればクレジットカードで車を購入することも可能です。限度額が足りなければカード払いできなくても、高級車の車両本体を購入できるクレジットカードを持つこともできます。
ここでは、クレジットカードで車を購入するメリットと、購入できる場合について解説していきます。
後半では車を購入するのにおすすめなクレジットカードも紹介していきます。
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クレジットカードで車を購入するメリット
ポイントが貯まる
車は非常に大きい買い物です。シートやカーナビなどの各機能や保険込みで300万円以上になることも珍しくありません。
高級車を買おうと思えば700万円以上することもあるでしょう。
クレジットカードは利用額によってポイントが貯まります。車をカードで購入できれば、購入金額が多いため、かなりのポイントが獲得できます。
還元率1.0%のカードで決済ができれば100万円の支払いで1万円、300万円以上の支払いで3万円分のポイントを貯めることができます。
ポイントはカードのキャッシュバックに使えたり、ギフト券に交換できます。
高額な現金を持ち歩く必要がない
車を現金一括で支払うとなると、高額な紙幣を持ち歩いて銀行ATMから販売所まで出向かなければいけません。
万が一車上荒らしにあって盗まれでもしたら取り返しがつきません。何より高額な現金をかばんにいれてもちあるくのは不安ですよね。
クレジットカードは手元に現金がなくてもお会計ができるので、そういったリスクもありません。
クレジットカード会社からの信頼がアップする
クレジットカードは毎月の支払いがきちんとできている人を信用します。
クレジットカードを申し込むと「個人信用情報機関」に個人信用情報が蓄積されます。個人信用情報機関には利用者がどんなカードに申し込んだか、毎月の支払いはきちんと行われているかなどの情報が記録されています。
利用した金額が多いとカード会社から「収入があって毎月の支払いもきちんとしてくれる信用できる人物」だと判断されます。
クレジットカード会社からの信用を得られるとカードのランクが上がりやすくなったり、利用限度額があがります。
将来的にプラチナカードやブラックカードを目指してたいと考えているなら、カード会社からの信用はかかせません。
車をクレジットカードで購入できないケース
クレジットカードで車を購入できるとポイントと信用が貯まってお得ですが、すべての販売店でクレジットカードが使えるわけではありません。
クレジットカード購入ができないケースは以下の通りです。
- 販売店・ディーラーがクレジットカード支払いを禁止している
- 限度額が足りない
販売店・ディーラーがクレジットカード支払いを禁止している
クレジットカード支払いを販売店が禁止している場合は、自分のカード限度額が足りていても支払うことができません。
クレジットカード支払いをするために、販売店はクレジットカード会社に数%の手数料を支払う必要があります。
少額決済であれば手数料が取られても数百円です。しかし車は高額なので手数料が数万円かかってしまいます。
例えば手数料が3%で車の購入金額が300万円の場合、9万円をカード会社に支払わなければいけません。
9万円はお店の利益にならないため、クレジットカード払いを認めていない販売店もあるのです。
ローンの頭金にのみクレジットカードを利用できるお店も
クレジットカードでの一括購入を認めていない販売店でも、条件によってはカード払いを認めています。
- ローンの頭金
- 支払い額の一部
- メンテナンス費用や車検などの維持費
クレジットカードの一括払いを認めてしまうと高額な手数料をカード会社に支払わなければいけません。
しかし「ローンの頭金」「支払い額の一部」「メンテナンス費用や車検などの維持費」であれば、手数料はそう高額にならないので、認めている販売店も多いです。
車の維持費は年間に50万円かかることも珍しくありません。
- 自動車税
- メンテナンス代
- 自動車保険
- ガソリン代
- 車検
50万円クレジットカードで支払うことができれば、かなりポイントを貯めることができます。購入金額だけでなく、車検代やメンテナンス代も支払いができるのかどうか確認しておきましょう。
限度額が足りない
クレジットカードは利用限度額が決まっており、毎月に支払いがきる額には限度があります。
クレジットカードは後払い式です。もし仮に多額のお金を立て替えて、利用者が支払うことができなかったらカード会社は損をしてしまいます。
そのため利用者の年収は使用実績を元に利用限度額を設けています。車を購入するとなると100万円以上、普通車を購入しようと思ったら300万円の利用限度額は必要になるでしょう。
しかし、一般のクレジットカードではそんなに高額の枠を設定できません。利用限度額の高いゴールドカードやプラチナカードを持っていれば話は別ですが、一般のクレジットカードで一括払いは難しいでしょう。
車両本体を買うのにおすすめのクレジットカード
ランクの高いクレジットカードを持っていない限り、クレジットカードの利用限度額に引っかかるため車を購入できません。
しかし、ここで紹介するクレジットカードは利用限度額が高く設定されていたり、輸入車であれば無制限で増額できるカードです。
JCBカードは高級輸入車の本体が購入できる
JCBカードは公式サイトに「正規ディーラーで輸入車の車両本体を購入できる」と名言しています。
輸入車の車輌本体購入でもJCB
下に記載の正規ディーラーで、車輌本体代金の全額もしくは一部のお支払いに、JCBカードが利用できます。
ー引用:JCBカード公式サイト
クレジットカードで購入できるは輸入車(高級車)に限り、すべての正規ディーラーで対応しているわけではありません。
都心にすんでいる方や問題ないでしょうが、地方は対応しているディーラーが少ないです。
対応している車種は以下の通り。
- Audi(アウディ)
- Volkswagen(フォルクスワーゲン)
- Mercedes-Benz(メルセデス・ベンツ)
- BMW(ビー・エム・ダブリュー)
- BMW ALPINA(アルピナ)
- MINI(ミニ)
- JAGUAR(ジャガー)
- LAND ROVER(ランドローバー)
- VOLVO(ボルボ)
- PEUGEOT(プジョー)
- Ford(フォード)
- シトロエン
- RENAULT(ルノー)
JCBカードは利用金額によってポイント獲得数が上がる
JCBカードは年間利用額によってボーナスポイントがもらえる「JCBスターメンバーズ」というメンバーシップサービスがあります。
年間利用額 | メンバーランク | JCBザ・クラス/JCBゴールド ザ・プレミア/プラチナ | ゴールド/ネクサス | 記載がないもの |
---|---|---|---|---|
30万円以上 | スターe(イー)PLUS | 20%UP | 10%UP | |
50万円以上 | スターβ(ベータ)PLUS | 30%UP | 20%UP | |
100万円以上 | スターα(アルファ)PLUS | 60%UP | 50%UP | |
300万円以上 | ロイヤルα(アルファ)PLUS | 70%UP | 60%UP | 対象外 |
車を購入して300万円以上カードでしはらえば一気にランクはロイヤルα(アルファ)PLUSになり、ポイントが70%アップします。
一時的な限度額増額にも対応している
JCBカードが輸入車に対応しているといっても、利用限度額が足りなくては意味がありません。
しかし、JCBカードは会員サイト、または電話から利用限度額の一時的な増額が可能です。
500万円までの増額を希望する場合は会員専用WEBサービス「MyJCB」から申し込み、500万円以上の増額を希望する場合はJCBオーソリセンターまで連絡すれば増額が可能です。
- 500万円までの増額→会員専用WEBサービス「MyJCB」から申し込み
- 500万円以上の増額→JCBオーソリセンターまで連絡
電話で申し込む場合、固定電話からは0120-592-309、携帯電話から申し込む場合は0570-0123-03にかけてください。(受付じかん9:00~17:00 年中無休)
BMWダイナーズクラブカード
BMWは「BMWダイナースクラブカード」「BMW VISAカード」の独自の2枚のカードを発行しています。
「BMWダイナースクラブカード」「BMW VISAカード」は利用限度額に制限がないので、1000万円を超えるBMWの新車も購入ができます。
しかし、BMWダイナースクラブカードは初年度から25,000円の高額な年会費がかかってしまいます。(BMW VISAカードは税別4762円です)
「BMWダイナースクラブカード」「BMW VISAカード」の特典に特に魅力を感じなければ、高い年会費を払う必要はありません。
アメリカン・エキスプレスカード
アメリカン・エキスプレス・カード
カード年会費 | 12000円+税 |
---|---|
ETC年会費 | 無料 |
ETC発行手数料 | 850円+税 |
還元率 | 0.5% |
電子マネー | — |
- 独自の審査基準!
- 空港ラウンジが同伴者1名も無料
- 海外旅行保険・国内旅行保険も付帯
アメックスはカード会社にデポジット金(保証金)を入金すれば一時的に限度額増額できます。
元々アメックスは利用限度額に一律の制限なしと名言しており、利用者の年収や信用状況によって利用限度額を設定しています。
しかし、デポジット機能を利用することで、利用限度額が50万円でも300万円をデポジットすれば利用限度額は350万円になります。
アメックスカードは空港ラウンジ利用や空港無料宅配など、海外特典にすぐれているカードです。
ステータスカードとして持っておきたい方にもおすすめです。
国産車はクレジットカード決済が難しい
JCBカードで購入可能としているのは高級輸入車ばかりです。
しかしトヨタ・ホンダ・マツダ・日産などの国産車はクレジットカードで購入できない場合が多いです。
国産車は元の金額から値切るのが普通になっており、交渉次第では20万円以上元値から値引くことも可能です。
値切った上にクレジットカード手数料を取られてしまっては、販売店も利益が少なくなってしまいます。
国産車もメーカーごとに専用のクレジットカードを用意しています。
- トヨタ→TOYOTA TS CUBIC CARD
- ホンダ→Honda Cカード
- マツダ→マツダm’zカード
- 日産→日産カード
しかし、正規のカードは利用限度額に制限があるため、車の本体代金のすべてを購入することができません。
また、年会費が高い割に自動車関連のクレジットカードの特典が多いです。
国産車は値引き可能な商品のため、クレジットカードで全額購入するのは難しいと考えてよいでしょう。
中古車ならクレジットカード払いが可能
中古車を販売している店は「ディーラー系の中古車屋」と「個人経営の中古車販売の店」の2通りがあります。
ディーラー系の中古車販売店はクレジットカードの利用に制限がありますが、個人で経営しているお店の場合は、店長の判断でクレジットカード決済が可能です。
自分の持っている利用限度額を確認して、交渉するようにしましょう。